西野亮廣「僕はこれで勉強が好きになった」

「学びを娯楽に変える」究極の方法は?

西野:学生時代、歴史の年号なんかまったく覚えられなかったんです。でも、好きな歌の歌詞は全部覚えていたりします。漫画『ドラゴンボール』の登場人物の順番なんか絶対に間違えない(笑)。「好きなこと、楽しいことなら覚えられる」ことに気づいたんです。

学校の授業は、なぜ面白くない?

【1】無理やり覚えさせようとして「楽しさ」がない

西野:学校での「覚えられなかった勉強との違い」を考えたら、それは学校での勉強が「楽しさ」からいちばん離れているんじゃないかということ。ただただ、つまらないものを無理やり覚えさせられているだけ。そう考えたら、学校は「楽しい化」したほうが勉強効率が上がると思ったんです。

藤原:なるほど、それで面白い先生だけを集めた「サーカス」という発想をしたんですね。

【2】 教える先生が「面白くない」
藤原 和博(ふじはら かずひろ)/奈良市立一条高等学校校長。教育改革実践家。元杉並区立和田中学校校長。元リクルート社フェロー。『藤原和博の必ず食える1%の人になる方法』(東洋経済新報社)など著書多数。講演会は1200回、動員数20万人を超える人気講師としても活躍中(撮影:今井康一)

西野:もうひとつ、勉強が面白くないのは、失礼かもしれないけれど、「勉強を教える先生が面白くないから」だと思ったんです。

藤原:勉強自体は面白いのに先生の話がつまらなかったら、生徒はなかなかきちんと聞きませんよね。

西野:そうなんです。そこで、ちゃんと社会に出て結果を出している「面白い先生」しかいない「サーカス」という学校ができたんです。面白い先生にかかれば、勉強は「娯楽」になります。勉強で歓声や笑い声が起こる、もう立派なエンターテインメントです。

【3】「決まったカリキュラム」しか教えない

藤原:学校というのは「教員免許状を持った人が、決まったカリキュラムの下に教えなければいけない」という決まりがあるんですね。だから、「生きていくうえで必要な知識」と、「学校で学ぶ知識」がうまくリンクしていないこともあります。その最たる例が、「おカネの授業が学校でないこと」じゃないですかね。

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