日本ではなく「アジア」へ就職するという選択

間違いなく困難は多いがメリットもある

アジア就職をする際に考えられるハードルは下記の4つであると考えられます。

(1)能力的ハードル
・語学力(英語力)はどれくらい必要か?
・就職する際に求められるスキル、職務経験、年齢条件は? など

(2)精神的ハードル
・自分は海外という環境でやっていけるか不安
・海外で仕事をする際の心構えは? など

(3)経済的ハードル
・アジア就職をするための初期費用は、どれくらい必要か?
・アジア就職をして、もらえる給料で生活していけるか? など

(4)ビザ取得上のハードル
・就職を希望する国でビザを取得できるか? など

上記のハードルを乗り越えることができるか否かが、「アジア就職」が【第3条件】「実行可能である」を満たしているかを決定します。

こちらについては、完全にその人次第になります。ただ上記のハードルを越えていなかったとしても、努力によりこれらのハードルを越えることができるかもしれません。田中さんの場合、2カ月のフィリピン・セブ留学を経て、(1)能力的ハードル、(2)精神的ハードルを越えることができました。

(3)経済的ハードルもフィリピンでの就職であれば、初期費用も多くかかりませんし、手取りの給料はむしろ日本で仕事をしていたときと比べて増えたとのこと。(4)ビザ取得上のハードルについてもフィリピンは厳しい要件があるわけでないので、クリアできました。

今回は、すべてのハードルについて詳述することはできませんが、皆さんが最も関心が高いと思われる「アジア就職」における語学力について以下解説します。

「アジア就職」で求められる英語力は

英語が話せない自分には、海外就職、アジア就職など関係ないと思っていませんか? 実は、アジア就職で求められる英語力はそれほど高くはありません。

英語が公用語の国は、シンガポールとフィリピンの2カ国になります。また、就職の際に求められる英語力は、インドネシア、タイ、フィリピン、ベトナムでは低く(就職先によってはTOEIC500点程度でもあります)、マレーシアやシンガポールは高い傾向があります。

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