日本ではなく「アジア」へ就職するという選択 間違いなく困難は多いがメリットもある
「自分のキャリアの方向性が見えなくて、将来に漠然とした不安がある」
「今の会社で一生やっていくつもりはないが、転職してその先の企業でうまくやっていける自信が今の自分にはない」
激変する世の中において、自分の将来やキャリアについて漠然とした不安を抱くビジネスパーソンは少なくないでしょう。
『キャリア・シフト〜人生戦略としてのアジア就職〜』の著者で、海外キャリアコンサルタントの岡本琢磨氏は、これからの日本人の有効なキャリア戦略の1つとしてアジアへの就職を挙げます。
有効なキャリア戦略が成立する「3つの条件」
私はこれまで多くの方たちのキャリアの相談に乗る中で、戦略的にキャリアを構築していくことに無自覚だったり、不十分だったりする場合が非常に多いことを痛感しています。
ビジネスパーソンが意識すべき、優れたキャリア戦略には以下の3つの条件が必要です。
【第1条件】中長期的に有効である
【第2条件】費用対効果を最大化する
【第3条件】実行可能である
【第2条件】費用対効果を最大化する
【第3条件】実行可能である
まず、第1条件。当然、戦略は数カ月〜1年程度といった短期間のみ有効であったとしても意味がありません。最低でも5年程度の中期、できれば10年以上は有効である、と考えられる戦略を取るべきでしょう。
次に、第2条件。仕事をするうえで、ムダな時間やエネルギー、おカネを浪費するものであってはいけません。できるだけ効率的に、それぞれのキャリアビジョンを達成するものである必要があります。
最後に、第3条件。そもそも戦略とは「今の自分」が実行できるか否か、ということが重要です。戦略は絵に描いた餅では意味がありません。ある人には実行可能なものであっても、自分にとっては実行が難しいことは往々にしてあることです。
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