 
今の景気回復は「実力」を伴っているのか。アベノミクスは本当に経済を再生できるのか。今回は、景気指標を分析しながら、参院選後に注目したい経済と政策のポイントをお話していきます。
日本経済は上向きつつあるが、好調とは言えない
安倍政権が発足してから、約半年が経過しました。その間、経済はどのように推移していたのでしょうか。景気指標を見ながら分析していきます。
初めに、国内の製造業の動向を示す「鉱工業指数 生産指数」(右表)を見てください。この指標は国内の景気と連動する傾向がありますので、特に大切な数字です。2013年に入ってから、少しずつ回復してきていることがわかります。製造業の生産設備がどれだけ稼働しているかを示す「稼働率指数 製造工業」(同)も、好調とは言えませんが、戻りつつあります。
これらの数字から、国内の景気が徐々にではありますが、少しずつ上向いてきていることは間違いありません。ただし、注意して見ておかなければならない指標も少なくありません。






 
         
        
       
        
       
        
       
           
           
           
          
         
         
         
         
        












無料会員登録はこちら
ログインはこちら