弁護士が語る「悪賢い成功者」の悲惨な末路 1万人の人生からわかった強運な人の共通項
私たちは、「成功して、羽振りがいい人」に注目しがちだ。その中には、「悪賢いこと」をして成功を収めた人もいるかもしれない。
しかし、50年近い弁護士生活をとおして、のべ1万人以上の「トラブル」を見てきた西中務氏は、そういった成功は一時的なもので、多くは後に悲惨な末路にいたると語る。近刊『1万人の人生を見たベテラン弁護士が教える「運の良くなる生き方」』を上梓した西中氏に、「悪賢い成功者」の末路と、本当に「運の良い人」の特徴を解説してもらった。
運の良い人と悪い人がいる
私は半世紀近く弁護士をして、本当に多くの人生を見せてもらいました。民事、刑事の仕事のすべてを合わせれば、依頼者はのべ1万人を超えるでしょう。
刑事事件はもちろん、民事事件でも、法律相談が必要な場面というのは、人生の重大事が多いものです。弁護士として人様の重大事とたくさんかかわりを持たせてもらったおかげで、随分と人生勉強をさせてもらいました。毎年出す年賀状も1万枚を超すようになりました。
1万人もの人生を見てきた私にはわかるのですが、世の中には、たしかに運の良い人と悪い人がいます。
たとえば、運の悪い人は、同じようなトラブルに何度も見舞われます。同じ人が同様のトラブルで、何回も私のところに相談に来るのです。何度も同じような争い事を繰り返す人は本当に多いものです。
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