弁護士が語る「悪賢い成功者」の悲惨な末路 1万人の人生からわかった強運な人の共通項
そうかと思えば、まったく逆の人もいます。別にトラブルというのではなく、商売などに関連した法律相談のために事務所に来るのですが、やはり何度も繰り返していらっしゃる。そして、来るたびに、会社は大きくなっているのです。こちらは、運が良いとしか言いようがありません。
この「運が良い、運が悪い」は一言でいえば、それまでのその人の生き方の反映です。運のいい人は、運が良くなるような生き方をしているのです。
皆さんに幸運をつかんでいただくために、このたび上梓した『1万人の人生を見たベテラン弁護士が教える「運の良くなる生き方」』から、運を良くするための経験則をご紹介します。
良い人の周囲には良い人ばかりが集まり…
「良い人」と付き合う
弁護士をして、大勢の人々を見ていて気づいたのは、「良い人の周囲には良い人ばかり」なのに、「悪い人の周りには悪い人ばかり」という不思議な事実です。
周りに気を使い、当然のように他人を助けている「良い人」がいらっしゃいます。そうした人は、たとえば事業の法律相談などで来るのですが、周囲にはやはり同じような「良い人」が何人もいらっしゃるものです。
「朱に交われば赤くなる」ということわざがありますが、良い人と付き合っていれば、自然と周りが良い人になります。周囲が良い人ばかりですから自然とトラブルが少なくなります。しかも、困ったときには助けてくれるような人ばかりですから安心です。のびのびとした気持ちで仕事に打ち込めますし、必要なときには必要なサポートを受けやすいので、成功を収めやすいようです。常日頃から気分よく生きていけるだけでなく、仕事もうまくいくわけです。
つまり、良い人と付き合っていると、とても幸福な人生になるわけです。そんな例をたくさん見てきました。
「悪い人」と付き合わない
反対に、依頼者でも相手方でもそうですが、しょっちゅう争い事を起こしている人には、他人を陥れても自分だけが得をしたいという「悪い人」がよくいます。そんな人の周りを調べてみると、やっぱり同じようなタイプの「悪い人」がぞろぞろいるものなんです。
良い人の場合とは逆に、悪い人と付き合っていると、自然と周りに悪い人が集まってくるのでしょう。そうすると、争いが絶えず、しょっちゅうだまされたり傷つけられたりします。心はすさんで、いつも警戒や不安でいっぱいになります。イヤな気分でずっと過ごしているうちに、ストレスで体を壊しやすくなってしまいます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら