いい縁に恵まれる人は「瞬時の判断力」が違う

数値やデータだけで「人生の選択」は出来ない

実際に足を運び、縁があるかどうかを判断する。精神科医・名越康文の公式メルマガ「生きるための対話」からお届けします(写真:adam121 / PIXTA)

「優柔不断で物事を決められない」という問題は、もちろん「性格的な特性」ということもありえます。ただ、若い方の就職や進路選択といったケースでは、性格以前に、そもそも「選ぶ」あるいは「決める」ということに慣れていない、ということも少なくありません。

損得ではなく、縁で選ぶ

この記事はプレタポルテ(運営:夜間飛行)の提供記事です

例えば、就職活動を考えてみましょう。僕もよく、就職活動を控えた学生の方から相談を受けることがあります。悩んでいる方の話を聞いていると、彼ら、彼女らの多くが、「初任給」「待遇」「社員数」「福利厚生」といった、数字やデータで表すことのできる指標で頭がいっぱいになっていることに気がつきます。

言うまでもなく、就職先を決めるときに、それらの数字やデータは大切です。でも、そういう数値で表せるような「客観的な情報」というのは、最終的に何かを「選ぶ」ときには決め手になってくれません。

僕は、人生を左右するような選択の際には、損得勘定だけではなく、「縁で選ぶ」という感覚を身につけることをお勧めしています。

縁とは何か。それは計量不可能な、非常に感覚的かつ個人的な尺度です。年収とか、待遇のように客観的に比較できるものではなく、あなた自身が「なんとなくこっちがいいなあ」と感じるということ。それが「縁」です。

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