フランス男女が「激しい口論」も辞さないワケ

「男を持ち上げるさしすせそ?欺瞞だわね」

フランス流、男と女のコミュニケーション術とは?(写真:jaspe / PIXTA)
“最終的にわかり合えなくったっていい。わかり合えるように互いに努力したことに意味があるのさ。無視するとかどうせダメだから我慢する、というのは一番よくない。妻や夫、女や男である前に、人間だろ”
~弁護士 ルシャール氏

 

前回(「『GODIVA』のロゴ、「裸で乗馬する女性」の意味」)は、世界標準の目線としなやかさで、日本の男性もバレンタインに愛をゲットしてください、とお願いしました。では、日本女性はただ待っていればいいのでしょうか? とんでもない、日本では女性がアタックする日になっているのですから、それをフルに利用しない手はありません。

さぁ、バレンタインはもうすぐ! 冬の寒さに一人震えているときではありません。冷えきった肌を温めてくれる愛情をゲットして、アムールをわがものにしましょう。そのために身に付けるべき、「フランス式 Art of Communication」(コミュニケーション術)をご紹介します。

意思疎通のズレを「性差のせい」にしていないか?

(1) 「男vs女」ではありません

男と女は水と油、あるいはまったくまじわり同化することのできない異星人同士――。こんな風に、ちょっとした意思疎通のズレなのに、セックスが違えば理解不可能なもの、と速断していませんか? もしそうであれば、あまりに短絡的であり、あなたの努力不足ではないでしょうか。

男と女の違いは、国籍の違いみたいなもの、いいえ、それほどの違いもありません。同じ言語を話して、同じ文化圏のなかで生活している場合であればなおさら、もっとわかり合えていいはず。コミュニケーションの要諦は「ずっと一緒にいても安心できる」ことです。刺激がある、笑えるといった刹那の快楽とは違います。考え方や美意識などで共感を得られるのならば、それは性差よりも個体差が圧倒的なはずです。

生物学的に見ると、女性が原型で、そこから男性が発生し、男女のホルモンは同じコレステロールからできています。先に男性ホルモンが、後に女性ホルモンが形成されるのです。男性にも女性ホルモンがあり、女性にも男性ホルモンがあって、生命維持のために大切な役割を担うのはご承知のとおりです。脳科学的にも男性脳、女性脳という差は存在しないことがアメリカやイスラエルの研究で証明されてきております。

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