パリ女性は「男の薄毛」を官能的と捉えている

日本の男よ、"不毛"な闘いから解放されよう

日本人男性にとって悩みの種の薄毛。しかし、パリではむしろ男性らしさの象徴と見なされています (写真:Goodluz / PIXTA)
「ポスト構造主義」最大の思想家であるミッシェル・フーコーは、薄毛で悩んでいたのだけれど、日本で僧侶の頭を見て開眼し、大喜びでスキンヘッドにしたんだって。それ以後、ポートレートの中で燦然と輝いているのは見ての通りさ。
                   ――ランヴェール/パリ大学 社会学教授

 

パリのリュクサンブール公園で、美女が恋人のスキンヘッドの頭を愛おしく――まさに愛撫するように――撫でまわしているのを目にしたときは、思わず目が釘付けになりました。

それから、セーヌ川にかかる橋上で見た、赤ちゃん連れのブライダル風景。男性のオツムはツルツルで、「年の差婚で頑張っているんだなぁ」と観察していたら、お肌も赤ちゃん並みにツルツルスベスベ。なんと、「若いパパ」だったのです。

スキンヘッドの日本人男性は、パリで栄華を極めた

こんな例もありました。かつて、フラッシュで写真を撮ると強烈にハレーションするような、神々しく後光が差すスキンヘッドの若い商社マンが、日本からパリに赴任してきたことがありました。彼、モテたのなんのって。街中でマダムからの熱い視線を浴びて、人生の栄華の頂点をパリで極めて帰国した模様です。

以上のように、フランス滞在も長くなると、多くのマダムやマドモアゼルが、パートナーの“ハゲ具合”に頓着しない、それどころか、スキンヘッドをとても好んでいると思われる場面に数多く遭遇します。日本ではとかくネガティブにとらえられがちなハゲ頭や薄毛ですが、フランスにおいては男性の魅力に何ら影響を及ぼさないのです。むしろ、男性ホルモンむんむんのイメージでセクシーさが増すことで、パリのマダムに大歓迎されるのであります。そこで、これからはハゲ頭に愛着を込めて、baldy(英語でハゲ頭の愛称)と呼ぶことにいたしましょう。

次ページパリにおけるAGA(男性型脱毛症)率は?
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • グローバルアイ
  • 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 今見るべきネット配信番組
  • コロナ後を生き抜く
トレンドライブラリーAD
人気の動画
「人のために働く職業ほど低賃金」な根深い理由
「人のために働く職業ほど低賃金」な根深い理由
渋谷駅、谷底に広がる超難解なダンジョンの今
渋谷駅、谷底に広がる超難解なダンジョンの今
「話が伝わらない人」と伝わる人の決定的な差
「話が伝わらない人」と伝わる人の決定的な差
「説得力のある話ができる人」と「説得力のない人」の差
「説得力のある話ができる人」と「説得力のない人」の差
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
激動相場に勝つ!<br>株の道場

6月18日発売の『会社四季報』夏号が予想する今期業績は増収増益。利益回復に支えられる株価が上値を追う展開になるか注目です。本特集で株価が動くポイントを『会社四季報』の元編集長が解説。銘柄選びの方法を示します。

東洋経済education×ICT