うんざり!「紋切り型」就活トークは通じない 人事担当者が就活生に贈る事前アドバイス

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・本当に自分がやりたい事を考えておく。(従業員規模1001人以上、サービス)
・キャリアについて熟考すること。会社名や規模にとらわれず、本当にしたいことと、できることを判断する。(同1001人以上、サービス)
・自己の20年余の振り返りを行い、企業とのマッチ度を判断できるようにしておくこと。あらゆる機会を捉えて、社会人の話を聞いてみることは、価値ある体験となると思います。(同1001人以上、情報・通信)
・幅広い企業研究と自己診断。(同301~1000人、メーカー)
・自分については、興味があること、何がしたいのかを整理しておくこと。企業については、BtoBも含め、幅広く企業を見渡し、企業選びに自分が譲れない点(こだわりたい点)は何かを整理しておくこと。(同301~1000人、商社・流通)
・自己分析(自分はどんな人間で、どんなワークスタイルで働き、どんなビジネスパーソンになりたいかをじっくり考える)。(同300人以下、メーカー)
・開始当初は優秀な学生でも志望が定まらない学生が多く選考で落ちやすいので、業界研究や自己分析を早めにやっておいてもらいたい。(同300人以下、情報・通信)

「自己」は哲学や心理学で使われる言葉で、辞書では「同一性・統一性をもった存在自身」と説明されている。要するに「小学生の時の自分」「高校の時の自分」「1年前の自分」「今日の自分」は、時とともに成長しつつも同じ自分(自己)であるということだ。

タイプを間違えて応募してくる学生

就活では、自分にあった業種、職種、企業を探すために、「自分のタイプ」を探索するのが自己分析の作業となる。これまでの経験を振り返って、人に伝えるために言葉を探して物語を作り、エントリーシート作成や面接の武器にする。

企業がなぜ学生に自己分析を求めるのだろうか? それはタイプを間違えて応募してくる学生が迷惑な存在だからだ。採用担当者は過去の経験から、自分のタイプと志望が合わない、ミスマッチな学生が多いことを知っている。そういう学生は迷いが多く、まったく異なる業種の企業にいくつも応募をする傾向がある。

ただ、そんな腰の定まらない学生を企業側が見抜けるかというと、短時間の面接ではなかなか難しい。見かけの元気さにほれて内定を出したものの、学生に逃げられてしまった経験を人事なら誰だって持っている。さらに入社しても「こんなはずではなかった」とすぐに辞める新入社員もいる。企業が採用にかけたコストは台無しになるが、若者にとってもキャリアの入口でのつまずきはロスである。きっちり自己分析してほしい。

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