能力ではなく「興味開発」こそ子育ての肝だ

「好きなことで自立する」を確実にするために

親は「好きなことを見つけてチャレンジしてほしい」という願いも持っている(写真:Fast&Slow / PIXTA)

「子どもの将来に期待することは何ですか?」

あなたなら、この質問にどう答えるだろう? 不幸になってほしいとはまさか答えまい。親ならば誰もが、子どもに幸せになってほしいと、そう願う。

自立と好きなこと、どう両立する?

では具体的に何を期待するだろう? いい大学に入ってほしい。一流企業に就職してほしい。年収1000万円を超えてほしい。そのような思いが出てきただろうか? いいや、きっとそのような答えは出てきていないはずだ。あなたはきっと、子どもには「好きなことを見つけてほしい」と、そう思ったのではないだろうか。

実はこの質問、筆者(5児の父&学習塾経営)が全国の保護者に講演会を通してぶつけてきた質問で、もちろんいろいろな答えを耳にしてきた。ちゃんとメシが食える大人になってほしい。自分で考える力を身に付けてほしい。得意なことを見つけてほしい。それこそ十人十色なのだが、よくよく聞いてみると、そこには共通した願いが見えてくる。保護者が具体的にどんな言葉で表現するかという問題を別にすれば、多くの保護者が次の2つの願いを心に秘めている。

・自立してほしい

・好きなことを見つけてチャレンジしてほしい

きちんと社会に出て稼ぎ、経済的にも精神的にも自立してほしい。親ならば必ず抱く願いだろう。そしてそのために、私たちは子どもの能力をどう開発するか?という課題と向き合うことになる。そしてもうひとつ。どうせなら自分の好きなことを見つけてチャレンジしてほしい。科学者もよし。技術者もよし。スポーツマンもよし。夢を見つけてチャレンジする。そんな人生を送ってほしいとやはり願う。そして私たちは(これが本題なのだが)、子どもの興味をどう開発するか?という課題にぶつかることになる。

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