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キャリア・教育 #松翁、問わず語り

幸之助は「政治家の条件」をどう考えていたか 経営の神様が語ったこれからの政治家像

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  • 江口 克彦 一般財団法人東アジア情勢研究会理事長、台北駐日経済文化代表処顧問
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この塾を5年制にしたのはな、塾生たちに、そういう人間観を血肉にしてもらおうと思ったからや。2、3年では身につかんな。頭でなく、体にしみ込ませる。まあ、5年はかかる。人間をどうとらえるか、国民一人ひとりをどう考えるべきか、これが、政治の出発点やからな。塾生には、ここをしっかり押さえてもらわんといかん。塾生が、国民の役に立つかどうかは、この一点にかかっておると思う。まあ、政経塾の5年間で、この人間観を身につけるだけでいい。そう、わしは思っとるんや。

政治家は、国家国民、世界人類の幸せを実現せんといかん。そういう尊い使命があるんや。だとすれば、人間をどう認識するか、人間の本質はなにかということを、まず自分のものにしておかんといかんわね。人間がわからんでは、正しい政治ができん。自分なりの人間観がなければ、政治を力強く進めることはできん。早い話が、羊飼いが羊の特質や性質を理解することなしに、羊を飼うことができんのと同じことや。

人間観をしっかりと身につけてもらわんといかん

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であるとすれば、将来の政治家を養成するとするならば、この人間観をしっかりと身につけてもらわんといかん。これからの新しい人間観を自分のものにしてもらう。そこから出発して政治に取り組んでほしいと、そう考えたんや。

けれども、人間観を、しかもいままでの人間観ではない、まったく新しい人間観をただ理解するのではなく、体で覚えてもらおうと。それは並大抵のことではないな。であるとすればやな。5年はかかると。5年でも少ないかもしれんが、とにかく一生懸命努力してもらって、5年で身につけてもらう。まあ、そういうことであったんやけど、塾生はどこまでそのことを理解しておるかな。

21世紀、日本と世界の平和と幸福と繁栄に貢献する、本物の政治家が続々とこの政経塾から出てきてほしい、これがわしの夢のひとつやな。

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