2035年「人口の5割が独身」時代がやってくる 親や配偶者に「依存しすぎ」ていませんか?

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すでに結婚している人も「独身」で生きることに備える必要があります(写真:Jaromir Chalabala / PIXTA)

あなたは、20年後の未来を考えたことがありますか? 国立社会保障・人口問題研究所の推計によれば、約20年後に当たる2035年には、生涯未婚率は男性30%、女性20%と推計されています。

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生涯未婚率とは、46~54歳の未婚率の平均値ですが、15歳以上の全年齢層の未婚率で見ると、同じく2035年には男性35.1%、女性24.6%となり、有配偶率は男性55.7%、女性49.3%と、女性の有配偶率が初めて50%を切ります。さらに、離別死別による独身者率も、男性だと9.2%ですが、女性は26.1%ということになります。男女に差が出るのは、女性のほうが男性より長生きするためです。

人口の半分が独身の「ソロモンの時代」がやってくる!

独身というと、つい未婚者のことを思い浮かべがちですが、有配偶者以外はすべて独身なのです。つまり、15歳以上の全人口に占める独身者(未婚+離別死別者)数は、20年後には男女合わせて4800万人を突破し、全体の48%を占めます。人口の半分が独身生活者となる、「ソロモン」の国に日本はなるのです。日本のソロ社会化は不可避で、確実にやってきます。
 

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