今年5月、カナダから2人の森林生態学者が来日した。世界的なベストセラー『マザーツリー』を著した、ブリティッシュコロンビア大学のスザンヌ・シマード教授と、先住民の権利保護にも取り組んできた独立コンサルタントのレイチェル・ホルト博士だ。
2人は日本の市民向けに講演し、カナダ西部のブリティッシュコロンビア州の原生林が、すべての木を大型重機で切り倒す「皆伐」により危機に瀕している実態について説明した。経済産業省や林野庁の関係者とも面談の機会を持ったという。
2人の専門家が強調したのは、日本が木質ペレットと呼ばれるバイオマス発電燃料の輸入を通じて、原生林の皆伐と深く関わっている実態だった。
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