米・家電見本市「CES」で目撃した新潮流とは 有機EL、AI・スマート家電にハイレゾも
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今年のCESでは「AI(人工知能)」や「ロボット」というキーワードがあちこちから聞こえてきました。今回は残念ながら時間をかけてみっちりと取材ができなかったのですが、日本の自動車メーカー・ホンダはドライバーとコミュニケーションを交わせる人工知能搭載のEV(電気自動車)のプロトタイプ「NeuV(ニューヴィー)」をCESで発表しています。NeuVは、ソフトバンクとの共同開発による「感情エンジン」を車に積んで、独自のドライブサポートが実現できるコンセプトカー。
これからどうなる?AIとスマート家電の関係
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パナソニックは「デスクトップ コンパニオンロボット」と名付けた卵型のAI搭載ロボットの試作機を出展しました。ユーザーと音声で受け答えができたり、卵の殻が二つに割れると中に隠れているプロジェクターが出てきて映像を映したり、足下に4つのオムニホイールを付けて自由に動き回れるようにもなるそうです。
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LGエレクトロニクスは欧米を中心にインターネットとクラウドにつながるスマート家電を積極的に展開しているメーカーです。そのスマート家電の司令塔になる小さなパーソナルアシスタントロボット「LG HUB-BOT」を発表して、ロボットと暮らす生活を提案しました。HUB-BOTに話しかけると声でスマート家電を動かせたり、キッチンに置けばHUB-BOTがレシピを声で説明、寝室では本の読み聞かせに活躍するようなイメージを想定しているようです。
ロボットといえば、ソフトバンクがいち早くコンシューマーに向けて発売した「ペッパー」が国内海外を問わずとても有名になりました。ペッパーの発売後の反響を聞くと、ショップの店頭に介護施設、一般の家庭などに広がって人と人とのコミュニケーションをつなぐロボットとして活躍しているそうです。恐らくこれからAIやロボティクスの技術は、ペッパーのような単体のコミュニケーションロボットとしての成功例に止まることなく、家電や車などあらゆるエレクトロニクスと合体していくのだと思います。