トヨタとホンダの「考える車」は何が違うのか 米「CES」で示された次世代コンセプト
毎年1月初めに米国ラスベガスで開催されるCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)。「世界最大の家電見本市」というのが一般的な認識ながら、2010年代に入ってから、自動車の姿が目立つようになってきた。
世界の有力自動車メーカーが姿を見せた
今年はその流れに拍車が掛かっており、日本勢では従来から参加しているトヨタ自動車とホンダに日産自動車が加わった。もちろん日本以外のメーカーも、FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)、フォード、BMW、メルセデス・ベンツ、フォルクスワーゲン、ヒュンダイなどが顔を揃えており、サプライヤーもデンソー、ボッシュ、ヴァレオなど有力どころが一同に姿を見せていた。
もちろん大部分のブースは家電製品をメインに据えているので、一部のメディアが報じる「ほとんどモーターショー」というのは言い過ぎだが、従来は家電中心で展示を行っていたメーカーさえ自動車に力を入れるようになっているという傾向はある。
自動車に焦点を絞れば、CESでの最近のトレンドは電動化と自動化だ。前者については今年、衝撃の1台が登場した。創業わずか3年というシリコンバレー生まれのベンチャー企業、ファラデー・フューチャーが持ち込んだFF91という名の市販電気自動車である。
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