デキない男の「就活必勝法」が学生をまどわす 「強み」を語らせるのはあまりに時代遅れだ!

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(写真:Annatamila / Adobe stock )

①人生を子どもの頃から振り返る

自己分析は「大学4年間」だけを振り返ればいいなんて、誰が言った?人生はそれよりずっと前から始まっています。幼少期や中学・高校時代も含めて、自分のものがたりを描いてもらう。

②「ほろ苦い経験」も大切に

何も成功体験ばかり並べ立てる必要はない。つらかったこと、失敗したことなど、ほろ苦い経験をして「世の中がもっとこう変わったらいいのに」と思ったことを、うまく盛り込む。

③個々の体験を関連づける

必ずしもスケールの大きい経験をしていなくとも、いくつかの小さな経験の共通点を見つけ、それをつなげることで、自分の価値観を形作った出来事として意味づける。

この手法を使うと、「自己分析ワークシート」を前に頭を抱える就活生が、すらすらと振り返ってしまうから不思議です。認知科学の専門家、ロジャー・C・シャンクは、「人間は論理を理解するようにできていない。物語を理解するようにできている」と言っています。デキるひとの「ものがたり」式自己分析は、人間の認知方法からしても、実に理にかなったものなんです。

2つ目の知りたいことは、ズバリ「志望企業の内定ゲット対策」。業界、企業分析からはじまり、面接での受け答え方法など、就活生にとってはどれも未知の世界ゆえに、興味津々です。

そこでDFDNオトコが必ずやらかしてしまうアドバイスとは、

「受かる」アドバイス

どうしたら選考に「受かる」か。「受かった人」の成功談、業界が求める社員像を伝える。受験対策に似たアドバイスです。

デキるひとのアドバイスは、意表を突いています。

「受からないほうが、良いかもよ」

次ページ「花形企業」は変わります
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