2017年の仕事運に効く「ビジネスお守り」6選 SDカードに仏の画像、データ漏洩防止守りも

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あなたのビジネス運を上げるのは、さてどのお守り?(撮影:尾形文繁)

ついに2017年がやってきた。ビジネスパーソンの皆さんは、今年をどんな年にしたいだろうか。大きなプロジェクトが控えていたり、新しい試みがある場合、「上手くいってほしい」と願うだろう。あるいは、昨年と同様に頑張っていけることを願う人もいるかも知れない。

こうした願いを叶えるために、今年は少しこだわって「お守り」を選んでみてはいかがだろうか。なぜならそこには、お守りを持つべき深い理由があるからだ。

お守りの起源は平安貴族文化にあった!

そもそも、お守りの起源は何か。たとえば縄文時代などの出土品には鏡や宝飾品があるが、それは権力の象徴であったと同時に、魔除けの意味もあったと考えられる。「お守りが流行りだしたのは、平安時代からだと言われています。陰陽道が盛んになり、飢饉や疫病、災害、あるいは悪霊から身を守るため、陰陽師が護符のお守りをお渡ししていたようです」と話すのは、日蓮宗池上實相寺副住職の酒井智康さん。

酒井智康(さかい ちこう)/1986年東京生まれ。池上實相寺副住職。立正大学仏教学部仏教学科卒業。(写真:川上哲朗)

「平安時代にそれを手にすることができたのは、貴族の人々。当時は呪詛を飛ばすなんてこともあったようで、人々は呪いから身を守る必要がある、と信じていたのでしょう。紙に丸や星などを書いた護符を身につけていたようです。その時代はまだ紙が貴重なものだったので、濡れたり破れたりしないように袋に入れていたのかもしれません。

戦乱の世になると、武将たちもお守りを身につけるようになります。ところが江戸時代になり、平和が訪れると、庶民も手にするようになり、お守りは“よりよく暮らすため”という意味合いもプラスされます。長寿や招福など、幸せを願うものにもなってきたのです」(同)

さすがに21世紀の今、「呪詛が怖い」ということはないが、悪いことから身を守りたいという気持ちは時代を経ても変わらない。歴史の変遷をみると、お守りはその時代の社会を反映しているともいえそうだ。

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