2017年の仕事運に効く「ビジネスお守り」6選 SDカードに仏の画像、データ漏洩防止守りも

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実は、私がお守りを持つことをすすめる理由は、以下の酒井副住職の言葉にある。「お守りは、自分の身を守ってくれる神や仏の分身のようなものです。お寺でいえば、われわれ僧侶がご祈祷をし、授与させていただいています。しかし、持っていればすべてOKというわけではありません。それは自分たちも分かっています。お守りのミソは、“自分が努力をすることの約束”なんです」。

すなわち、お守りというのは、神仏のご加護を身につけると同時に「自分は、参拝してこれを頑張ると約束したんだ」ということを忘れないためのツールなのである。

筆者が見つけた“ビジネス守り”6選!

では、いったいどんなお守りを持つのがいいのだろうか。今回は、筆者が厳選した、“ビジネスに効く”お守りを6つご紹介する。

■その1:芝大神宮「商い守」

芝大神宮の「商い守」。黒と白のセット買いで、黒字維持で連続増収増益を目指そう(撮影:尾形文繁)

まず紹介するのは、東京・港区芝大門にある芝大神宮の「商い守」。この神社には、伊勢神宮の御祭神、天照大御神(内宮)と豊受大神(外宮)の二柱が主祭神としてお祀りされている。創建は平安時代の寛弘二年(1005年)という由緒ある神社だ。この「商い守」をおすすめするのは、経営者や営業職の人。

黒は「黒生地」、転じて黒字の意味。白は「白星(勝利すること)・土つかず(連続で勝ち続けること)」の願いが込められている。会社の業績が黒字で、成長しつづけられるよう、両方セットで買い求める人が多いのだとか。なお、この神社の氏子区域に企業が多いこともあり、商売繁盛祈願や会社繁栄祈願、勤務安全祈願なども行っているそうだ。


■その2:神田明神「IT情報安全守護」

神田明神「IT情報安全守護」。今や情報漏洩は企業の生死を左右しかねない。PCに貼って、普段から情報管理はきちんとしよう(写真:神田明神提供)

仕事始めに多くの企業が参拝に訪れる東京・千代田区の神田明神。2002年から登場したのが「IT情報安全守護」だ。

氏子区域に、企業の密集する秋葉原や大手町、日本橋があることも誕生の由来のひとつ。コンピューター関連の不具合や情報漏洩トラブルを防ぐなど、新しく生まれた悩みに対応している。

「個人情報漏えい」防護のお守りとしても求める人が多いのだとか。カード式のものとシールが2つ。カードはIDケースなどに忍ばせ、シールはPCなどに貼ってご祈願を。

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