たとえば、こんな感じです。
・書くことが好きなので出版社かマスコミ関係かな。
・ゲームが得意だから、それを活かせる仕事がしたい!
・自分を見守って、育ててくれる会社がいいな。
・自分に向いている仕事を教えてほしい。
いくら能力が高くても、学歴がよくても、子どもっぽさを多く残したままでは苦戦するでしょう。就職できたとしても、職場ですぐに行き詰まってしまいます。ある程度は実社会にアジャストした大人のコンピテンシー(行動特性)を形成させる必要があります。
本格的な就職活動を直前に控えたこの時期、親は「社会人の物さし」となって、適切な行動、労働条件の相場観、企業内コミュニティの様子などを伝えるとよいでしょう。そうすることで自分を実社会にチューニングさせたキャリアイメージを持てるようになるはずです。
就活スイッチの入り具合を確認
とはいえ、この時期に親から就職の話をふられることを、子どもはどう感じているのでしょうか。知り合いの学生17人に「年末年始に親から就活の話を振られるのはOKかNGか」を訊いたところ、OK47%、NG53%と、NGが若干多い結果となりました。回答数は少ないですが、この結果は皮膚感覚としても納得できます。積極的に話をしたいわけではないので、いきなり親から「もうすぐ就活でしょ、大丈夫なの?」と声をかけたところで、「うん」の一言で終わるか、口をつぐんでしまうのがオチです。そもそも、どういう状況なら大丈夫なのかが分からず、不安を感じている学生がほとんどです。
まずは、子どもの様子から、就活スイッチの入り具合いを確認しましょう。参考になりそうなチェックポイントをいくつかあげておきます。
髪型や色
・男性/短髪、黒髪になっているか
・女性/落ち着いたトーンの髪色か
持ち物
(キャラクター物など社会人としてふさわしくない物を使っていないか)
・ペンケースや文具
・スマートフォンケース
・腕時計 など
身だしなみ
・リクルート用のカバンを持っているか
・男性/白いワイシャツを複数枚持っているか
・女性/派手なネイルをしていないか
無料会員登録はこちら
ログインはこちら