マツダ「新型CX-5」はどんな車に変わるのか 引き算の美学を追究したスタイリングは継承

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北米でも日本でも人気の高いマツダCX-5がモデルチェンジを受けた。より静かにより快適に、そしてディーゼルエンジン搭載モデルはこれまで以上に気持ちが良い。

ベストセラーの車が進化した

当記事は「GQ JAPAN」(コンデナスト・ジャパン)の提供記事です

マツダのドル箱SUV、CX-5の新型が発表された。同社の全世界のセールスにおける4分の1以上を占める人気車種であり、現在のスタイリッシュSUV人気を追い風にできる可能性をもった肝煎りのモデルでもある。北米で販売されるディーゼルに加え2種類のガソリンエンジンが用意され、駆動方式は前輪駆動と4WDから選べる。

まだ市販前のプロトタイプ(といってもナンバー取得済み)が我われに公開された。2.2リッター4気筒ディーゼルエンジン搭載モデルだ。従来からディーゼルエンジン搭載モデルはCX-5のなかでも人気が高く、今回は振動や騒音をより抑える改良が施されたのが注目点だという。このディーゼルエンジン搭載の新型CX-5が北米でも販売される。

ボディの基本骨格は同一で、スポーティな印象のSUVというスタイリングコンセプトも新型に受け継がれている。新しいスタイリングテーマは「CAR AS ART」。これは日本古来の美意識を参考にするというもので、「いままでさまざまなキャラクターラインを使っていたものを整理して引き算の美学を追究します」とマツダのデザイン本部でCX-5を担当した諫山真一氏は語る。

そもそもCX-5は走らせて楽しいモデルだった。全高約1.7メートルの車体のバランスと、アグレッシブさよりエレガンスを感じさせるそのスタイリングからは想像しにくいけれど、ディーゼルでもよく回るしトルクがたっぷりあって加速性がよく、ひとことでいうと軽快な印象なのだ。ステアリングにはダイレクト感が強く、意外なほどスポーティな運転が楽しめるモデルだった。ほかではなかなか得がたい個性で、こだわりの作りに僕は好感をもってきた。

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