就活生は「就職ナビ」を過信してはいけない 3月1日0時を境に膨大な採用情報にのまれる

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3月1日から始まることを列挙してみよう。

・「マイナビ」「リクナビ」などの就職ナビが正式オープン
現在は、インターンシップ情報と2017年卒者向け情報の一部しか掲載されていないが、この日から2018年卒者向けの情報が公開となるとともに、プレエントリーの受付もスタートする。各就職ナビともに2016年の同時期を上回る数の採用情報が並ぶことが予想されている。

・合同企業セミナーがスタート
「マイナビ」「リクナビ」など就職ナビ主催の合同企業セミナーが、全国各地で一斉にスタートする。何万人もの学生が参加するような超大型セミナーから、理系学生専用や体育会学生専用等の限定型セミナー、さらには偏差値上位大学においては学内やキャンパス近くの施設を利用して、大学別セミナーなども開催される。超大型セミナーでは、会場内に入場するまでに数時間も行列待ちをすることもある。

応募期間が極端に短い企業も

・学内企業セミナーがスタート
各大学のキャリアセンターや就職部主催の2018年卒者向けの学内企業セミナーも、ここからスタートする。数百社を集めるマンモス大学もあれば、数十社規模の大学までさまざま。大きなホールを利用して、企業ごとのテーブル(ブース)を用意した合同企業セミナー形式で行うこともあれば、時間で区切って教室を企業に貸し出して行うこともある。

・企業の個別セミナーも活発化
それまでも通年採用を謳う一部の企業や、インターンシップ参加者を対象としたセミナーが開催されているが、3月以降は個別の企業主催の各種セミナーが、比べ物にならない量で開催される。また、1つの会社が形式や目的の異なるセミナーを複数回開催することも多い。セミナーに参加予約するだけでも一苦労である。

・エントリーシートを受け付け、すぐ締め切る企業も
就職ナビからのエントリーは一般的には「プレエントリー」と呼ばれ、あくまでも「貴社に興味があります」という意志表示に過ぎない。正式に応募するためには、志望動機など、より詳しい情報を書き込む「エントリーシート」の提出を求める企業が多い。特に応募者の多い大手企業では大半の企業が導入している。提出の締め切り日は企業によってバラバラで、時期を区切って複数回の締め切り日を設ける企業もあれば、中には、3月中の提出が最終締め切りとなる企業もあるので注意が必要だ。今年の例では3月締め切りの企業は決して少なくない。

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