アドビ新目玉機能「センセイ」とは何者なのか

「Adobe MAX 2016」現地リポート

11月2日、AI・機械学習プラットホーム「Adobe Sensei」を披露したアドビシステムズCEOのシャンタヌ・ナラヤン氏(著者撮影)

アドビシステムズは、11月2日から4日まで、米国カリフォルニア州サンディエゴでイベント「Adobe MAX 2016」を開催、一連の製品の刷新と新しい技術やサービスについて発表した。アドビはすでに「Creative Cloud(クリエーティブ・クラウド)」と呼ばれる購読型サービスに移行しており、ユーザーは最新の機能を順次配信されるアップデートで利用することができる。

その中でも、日本人として目を引くのが「Adobe Sensei」だ。「Sensei」は、日本語の「先生」から取っているという。この新しい機能は一体何ができるようになるのか?

「Sensei」に込められた意味とは?

「先生」という日本語には教えてくれる人というイメージがあり、高度化するソフトウエアをユーザーのそばで教えてくれるようなアシスタントのイメージを持つこともできる。もちろんそうした要素を持ち合わせているが、それだけではない。

アドビは「Sensei」という言葉について、「Master/Teacher」と説明する。ただ教える人ではなく、経験や知識に基づく深い洞察を持ち、生徒からも学ぶインタラクション(相互作用)ができる存在のことだという。その様子は、アドビが取り組んできた機械学習の取り組みを表現しており、米国本社で「Sensei」という言葉が候補に挙がった。

アドビは機械学習の機能について、これまでもさまざまなソフトウエアで取り組んできた。今まで“アドビマジック”と呼ばれてきた魔法のような機能は、Adobe Senseiが内包する。3月にラスベガスで開催されたマーケティング・クラウドのイベント(関連記事)では、顧客分析やコンテンツ生成分野での機械学習活用が紹介されたが、Adobe Senseiはこれらのクラウド上にある人工知能・機械学習の環境の総称として発表された。

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