安定を求めること自体が勉強不足の現れ
――徳重社長は給料のために仕事はしないと言いますが、一方で安定した職業に就いて給料を得たい就活生もいます。
仮に安定を求める人がいるとする。だけど、はっきり言って、そのように考えること自体が勉強不足の表れだと思う。今、世界や日本で起こっていることを考えれば、間違いなく安定は組織に既存するのではなく自分(個人)に帰属していくもの。
たとえば大手電機メーカーのパナソニックやシャープもリストラをする時代だ。かつてエリートとされた人間が、リストラの対象となる時代にきている。まずは今、起こっていることをしっかり認識することが大事だ。
安定というのは組織に入ることではなく、自分自身で切り開くもの。簡単に言うとプロ野球やプロサッカーの世界だ。所属する球団が潰れても、実力さえあれば他球団に行くことは可能だ。世界はそういう時代になりつつあるし、このトレンドはもっと強くなる。
そもそもベンチャー企業として大した会社が日本にないのは事実。正直、国の政策などインフラ面からの支援が手薄なこともあるかもしれないが、何よりも足りないのが、人材だ。だから、会社が成長すると感じている。
(撮影:鈴木 紳平)
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