JR東海、新型リニアの「大きな一歩」

2027年開通に向けて、ようやく8合目

JR東海は6月3日、山梨県都留市の山梨リニア実験センターでリニアモーターカーの新型車両「L0系」が走行するもようを初公開した。

山梨リニア実験線は18.4キロメートルの先行区間で14年間にわたって走行試験が続けられてきたが、42.8キロメートルへの延伸工事のため2011年9月でいったん終了。その後、延伸工事も完了し、これまでの試験車両ではなく、営業線仕様のL0系を使って、より実態に即した試験を行うことになる。

この日、報道陣は朝9時に集合。施設内に設けられた撮影エリア内でリニアが姿を見せるのを待った。リニアは東京側のトンネルから出てくるという。待つこと30分。ようやく係員から、「今、リニアがトンネル内に入ったという連絡がありました。あと3分ほどすると先頭車両のヘッドランプの光が見えて、それから8分後にトンネルから出てきます」というアナウンスがあった。

(撮影:尾形 文繁)

3年ほど前に当地でリニアの走行試験を取材した際は、トンネル内に光が見えたと思ったら、一瞬でリニアが目の前を走り抜けた。それに比べると今回はずいぶん時間がかかる。それもそのはず。本日はL0系車両を本線に入線させ、本線上で機能調整試験を行う初日である。リニアは自力走行をしない。作業車に低速で押されながら報道陣の前にやってくるという段取りだ。

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