マツダと松井証券の最新決算を分析する アベノミクスで潤う自動車と証券業界

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前期のドル/円相場を振り返りますと、昨年10月ごろまで1ドル=80円前後で推移していましたが、その後、アベノミクス効果によって急速に円安が進み、ついに1ドル=100円を突破しました。このことは、マツダの業績をどこまで押し上げたのでしょうか(ちなみに3月のドル/円平均レートは94円75銭)。

「損益計算書」を見てみると、「売上高」は前々期(2012年3月期、平成23年4月1日~平成24年3月31日)は2兆330億円だったのが、前期は2兆2052億円。前期より8.5%の増収となっています。

もう少し詳しく分析します。上の表をご覧下さい。売上高の内訳をまとめたセグメント情報によると、純粋な日本国内での販売額を示す「外部顧客への売上高」は、前々期の8243億円から前期は7959億円まで減少しました。一方、海外子会社などへの輸出額だと考えられる「セグメント間の内部売上高又は振替高」は9205億円から1兆0976億円と大幅に増加しています。さらに、北米での販売額を示す「(北米)外部顧客への売上高」も5683億円から6473億円と増えています。

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