「会話でしくじる」痛々しい人の3つの特徴 「オチ」とか「ボケ」は要らない!

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力みすぎると、かえって場の雰囲気を固くしてしまいます。ゆるく考えましょう (写真: Ushico / PIXTA)
取引先や上司とのやり取り、夫婦の会話、ご近所での雑談。そんな中でふと口にした言葉が、思いがけず悪い方向に「人生を変えてしまう」ということがあります。
思わぬ会話のしくじりで、自分の株を下げてしまわないようにするにはどうしたらいいでしょうか。『会話のしくじり』から、しくじり回避のヒントをご紹介します。

「間を埋めなければいけない」と思うのは危険

飲み会などでなんとなく「座持ちがいい人」がいます。ただのいい人かと思いきや、実は会話のノウハウやスキルをかなり持っている、腕のたつ人である可能性があります。周囲に目配りがきき、会話に参加していない人を見つけたら、さっと「○○ちゃんなんか、どんな感じだったりする?」など、自然な言い方でゆるーく話を振っていたりします。

「ゆるくつなげる人」「見え見えで仕切らない心遣い」ができる人が、しくじらない人の特徴です。「自分も盛り上げなければ!」と力みすぎると、かえって場の雰囲気を固くしてしまいます。本当は得意でないのに冗談を飛ばしたり、バラエティ番組の司会者のマネをしてその場を盛り上げようとすると、「あの人は空気が読めない」と思われる残念な結果になりかねません。

これこそが会話のワナです。「~しなければならない」とか「~すべきだ」と思い込んでしまうと、しくじりが起こりやすいのです。

「私がこの間を埋めなければ」なんて考えなくても大丈夫。「楽しそうにしている」その姿だけでも十分周囲を和ませていると、ゆるく考えましょう。

会話に無理矢理「オチ」をつけなければいけないと思い込んでいる人もしくじりがちです。

日常会話は雑談なのですから、結論や落としどころは必要ありません。

他人に対しても「で、オチは?」と振るような人も「お前いつから芸人になったんだ?」と嫌われます。

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