――人間たちが知らないビデオゲームの裏側を描く、という本作のアイディアはどこから来たのでしょうか?
それはリッチ・ムーア監督のアイデアだ。人間がゲームをプレーしていないとき、ビデオゲームのキャラクターたちは何をしているんだろう、スクリーンの向こう側ではどんなことが起こっているんだろう、というアイデアは『トイ・ストーリー』にも通じるユニークなものがあった。アイデアを聞いた瞬時にワクワクしたよ。
――日本の文化をそうとう意識したように見えますが。
もちろん。ビデオゲームは日本の文化だからね。映画の中に登場する「シュガー・ラッシュ」というゲームは、日本の「マリオカート」を思わせるようなレーシングゲームだしね。開発の初期の段階から、日本の文化は意識した。
たとえば、ゲームの「シュガー・ラッシュ」に登場するレーサーたちのファッション、異なる色柄を重ねるコーディネート術なんかは、原宿ガールたちを強く意識した。また「シュガー・ラッシュ」の舞台となるお菓子の国では、ポッキーをはじめとしたいろいろな日本のお菓子も登場しているよ。
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