しびれを切らした上司がAre you okay? (大丈夫か?)と尋ねると、ひとことYesと言ってさらに考えています。答えられないのかな、と心配していると、ようやく説明を始めました。どうやら、答えは分かっていたのですが、英語にするのに戸惑っていたようです。
こんなときは黙らずに、
と言って、考えているということを相手に知らせるようにしましょう。ここで使われているputは「言う・述べる」という意味で、「これ(頭の中にあるもの)をどのように述べればいいだろうか」という自分に対する問いかけです。黙っていると、「あれ?質問が聞こえなかった?」、「もしかして怒ってる?」と相手が不安になってしまいます。
まだ、Yes, yes, yes…と焦りながらでも声に出してくれている方が質問している人も安心ですよね。このような半独り言の問いかけで、相手に「考え中です」というサインを送るのが、コミュニケーションの礼儀でしょう。
このフレーズは、少し違う言い方で
と言うこともできます。どちらを使っても意味の差はありませんので、言いやすい方を覚えておくといいでしょう。
助動詞と動詞を変えて、
How should I say this?
How can I say this?
と言うこともできます。これらのフレーズを聞けば、相手もあなたが言葉を探していると分かって、不安にならずにしばらく待ってくれるはずです。答えに詰まったときの時間稼ぎにとても便利ですので、ぜひ使ってみてくださいね。
言いたいことが山ほどあります
これらのフレーズを副詞と一緒に使うことで、少し違うニュアンスを出すこともできます。
How can I put this gently? (どう言えば失礼に当たらないかな)
How should I say this simply? (どう言えばシンプルかな)
How can I say this nicely? (どう言えば好意的かな)
どんな風に表現したいのかというのを副詞で表現して、単語や言い方に迷っていることを相手に伝えることができます。文の途中などで迷ったときにもよく使われます。
(彼はほんとうに頭のよい人ですが…、ええと、どういえば好意的でしょうか…、とても倹約家でもあるんです)
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