英語で「どんどん口を挟む」フックになる言葉 会議や会食で、聞き役で終わらないために

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英語での会話になかなか入っていけない……そんな時に使いたい表現を紹介します!(写真 : wavebreakmedia / PIXTA)
「英語公用語化」を推し進める楽天など、多くの企業研修の場でビジネスパーソンに英語を教えてきた英会話イーオンの人気講師、箱田勝良氏。これまで約1万人に教えた経験から、多くの人に共通する「弱点」が見えてきたといいます。
今回は、英語での会話になかなか入っていけない……という場面で、うまく切りだすフックになる表現を取り上げます。

 

外国人ばかりの会議や会食では、次々と展開していく話についていくだけで精いっぱい。ときおり、予期せずに意見を求められると、焦ってI think so. (同感です)I don’t know (さあ)と言ってごまかす。自分から何かを言う機会などなく、ひたすら笑顔でうなずいているうちに終わってしまう……。こんな経験をしたことはないでしょうか?

「自分以外はほとんど外国人」というような状況で、英語でほかの人を押しのけて発言していくのって、結構パワーが必要ですよね。でも、しっかり発言しないといい成果につながりません。今回は、英語で発言のチャンスを得るために覚えておきたい、便利な表現を紹介します。これを知っておけば、次の出張や会議も少しは気が楽になるかもしれませんよ。

他人の発言を自分のチャンスに

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ある商社に勤めるタロウさん。外国人に囲まれて会議をすることがよくあるそうですが、発言するタイミングがつかめずに苦労していると相談されました。今か今かと間合いをはかっているうちに、結局言おうと思っていたことを言わずに終わることもあるのだとか。

タロウさんのように、発言の機会をつかみたいと言う方は、speaking of…(~と言えば)という表現を覚えておくと便利です。相手の発言を受けている感じを出しながら、発言することができる表現です。

自分の言いたいことと関連しているキーワードを、誰かの発言に見つけたらチャンス。その人の発言が終わった直後に、すかさず相づちを打ちながら自分の意見を言ってみてください。いざとなったら、「それって本当に関連している?」と思うくらいのキーワードでも飛びついてしまうこともできます。英語では、言った者勝ちなところがあります。

Yeah, that’s so true… Speaking of a role model, I think Mr. Yamada in Sales is doing really well recently.(ホントにそうですね… お手本と言えば、営業のヤマダくん、最近すごく頑張ってますよ)
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