(第7回)「採用目線」から行う就職活動(年明け編)

(第7回)「採用目線」から行う就職活動(年明け編)

八木政司

●企業の採用スケジュールや採用PRの意味を理解し、大人の就職活動をしてみよう。

 前回は企業が行う年内の採用活動について、その施策の意図を理解することの意味について述べた。今回はその後編として、企業が行う年明けの採用活動について、その施策意図を解説していきたいと思う。
 本論に入る前に、もう一度年内のポイントを簡単におさらいしておこう。

・ワンデイを含むインターンシップ

 まず、現在の自分の就活意識やモチベーション、準備状況を冷静に分析し、「何型」のインターンシップに参加するのか、あるいは「何型」に参加すべきなのか、参加するインターンシップの形態を選ぶことが重要だ。
 「何型」の意味については、第6回をご覧いただきたい。インターンシップは就職活動に必ず役に立つ。大切なことは背伸びをせずに、自分の就活レベルや状況にフィットしたものにチャレンジしてみることだ。

・就職ナビでのプレエントリーについて

 まずは業界・企業研究から始めるべし。皆さんが知っている業界や企業は氷山の一角に過ぎない。そして、そのレベルの知識で数千社の情報が掲載されている就職サイトを使いこなせるわけがないことも自覚しよう。募集そのものがあるのかどうかという、切羽詰った就職氷河期なら話は別だが、目下の状況で自分の就活の軸をつくる前に、何が何でも就職サイトから「自分に合う会社を見つける」というバーチャルな就活が基本と考える方は、おそらくは膨大な情報量に戸惑うだけだ。
 その理由は第6回に「企業が就職サイトを使う理由」として記したので参考にしてほしい。
まずは「知名度」という先入観を排するところから、就活はスタートする。業界・企業研究は自分自身の視野を広げるところから始まるのだ。

・各種セミナーによるリアルな接触

 この施策は、選抜試験や募集定員のあるインターンシップではないので、入念な準備や特別な能力・秀でたセンス、あるいは卓越した情報収集力も必要としない。いつも通りキャンパスに通って、普通にアンテナを張っていればこの手の情報は必ずといっていいほど耳に入ってくる。
 しかし、社会人や大学の先輩に会うには格好のチャンスだと認識しよう。
特に学内で開催されるものは要チェックだ。セミナー参加をきっかけにして複数のOB・OG訪問にこぎつけ、働くということのアウトラインができれば、年内の就活は上々だ。企業が紹介してくれなければ、家族や親戚や先輩、教授のツテでも構わない。
 とにかく年内は社会人のものの見方に違和感を覚えないよう、慣れることが先決なのだ。

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