ポケモンGOの世界観は「任天堂らしさ」の塊だ このゲームは、大きな可能性を秘めている

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ポケモンGOのヒットにより売れるものとは?(写真:ロイター/アフロ)

木本:そんな人ばっかりです(笑)。「ポケモンGO」でスマホを独占すると、ゲームという枠を超えて人の時間を占有するじゃないですか、それによってどんな影響があると思われますか。

瀧本:逆に「ポケモンGO」が流行ると、みんな気にすることが出てくるんですが、何だと思いますか?

木本:電話に出ない人が増えたり、連絡が遅くなったり?

瀧本:じつはGPSを使いまくるんで、電池がすぐに切れてしまう。だから、僕は電池の会社に投資済みです。電池の寿命がむちゃくちゃ伸びる技術を持った会社に5年前に投資しているんです。

木本:僕もその会社に10万円で投資できませんか!

瀧本:もう高くなっていて、10万円では買えませんね。

投資した時に、「将来はソフトウエアや液晶の効率が上がるから、電池問題は解決する」と予想する人が多かったんですね。それを聞いて、こんなにみんなが反対しているから絶対に大丈夫だと思ったんです。

世界一詳しいといえるものを持っていると強い

木本:すごい根性ですね。僕ならすぐにやめちゃう。世の中について知らないことが多すぎるから、僕より知っている人がダメといったら素直にダメと思ってしまう。自分自身のチャンスを潰してますよね。

瀧本:みんながダメっていっているけれど、みんなより僕のほうが詳しくて「本当はこっちに動く」というものを見つけたら勝ちなんです。ここは世界一詳しいというのも持っていたほうがいい。

木本:ここはナンバーワンになれるな、という部分を見つけろと。

瀧本:こういうお笑い芸人はいなかったというジャンルを作ればいい。ナンバーワンになるいちばん手っ取り早い方法は分野を作ることなんです。

木本:新しい分野を作る。ジャンルになると認識されていないことをやると、後から考えると分野になる。

瀧本:テレビに最初に出る、深夜枠に最初に出る、インターネットテレビに最初に出る。そんな人が勝てるんです。

木本:つねにアンテナを張っておくことが大事。電池もですが、四六時中「ポケモンGO」をやっていたら、連絡が遅くなると思うんですが、どうやって解決しましょうか。

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