それからエルサルバドルの人は、工夫して物を使ったり、チャンスを生かします。たとえば観光地としてできた街があり、そこに慢性渋滞が起こっていました。そうするとその渋滞が起こっている道に、いつの間にかお店ができて物が売られ始めたのです。そこにチャンスがあればチャンスを生かすのです。
日本とエルサルバドル人の違いは、エルサルバドル人ははっきりしていることです。いいと思うこといい、嫌なことは嫌と言います。日本ではあいまいなことがよしとされていることがありますが、それは誤解を招く場合がありますのではっきり言ったほうがいいです。
――ビジネスではどのように呼べばいいですか?
セラヤンディア大使:ビジネスの場では、苗字で呼びます。下の名前で呼ぶのは相手の反応を待ったほうがいいです。英語で言う「You」、あなたという言い方には2種類「Tu(トゥ) 」と「Usted(ウステッド)」があります。
家族や友達は「Tu」で呼ぶのですが、ビジネスで知り合った人はまず「Usted」で呼んだほうがいい。そして向こうが「Tu」と言って来たらこちらも「Tu」で呼び始めます。「Tu」と言われたら1歩近づけたと思っていいでしょう。
名前を呼ぶ場合に「さん」に当たるのがSeñor (セニョール)/ Señora(セニョーラ)です。気をつけなければいけないのはSeñoraは結婚した女性に使うことです。独身だとSeñorita(セニョリータ)。分からない時はSeñoritaで呼んでください。独身の女性にSeñoraは使わないほうがいいです。
大学に行った人にはLicenciado(リセンシアード:ライセンスを持っている人)、女性はLicenciada(リセンシアーダ)と呼んだりします。女性は結婚すると今までの名前の後にde〜(夫の名前)をつけることもあります。名前はとっても長いので、どう呼ぶかは自己紹介の時に聞いて下さい。
男性が家庭科を学ぶ日本はスゴい
――仲良くなるためにはどのようにすればいいですか?
セラヤンディア大使:スタッフの家族と一緒に、何かをする機会を作るといいですね。たとえばお好み焼きパーティとか、カレーパーティ、週末に海に行ったりもします。
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