――大使がエルサルバドルで作るとしたら何を作りますか?
セラヤンディア大使:豚汁です。味噌を使った料理も好まれると思います。日本人の男性は、小学校のときに家庭科で作り方を学ぶのでいいですよね。エルサルバドルではそういうことはありません。日本人男性は裁縫もできる。小学生でそういうことを習う教育があることも話すと、話題になって盛り上がると思います。
日本人は謙虚なので意識していないようですが、日本人のすばらしいところは、器用なところです。子ども達があんなにすてきな折り紙を折れるなんてすごいことです。
もともと「モノ作り」が得意なのですから、この強みをしっかりと意識して生かすべきです。そこに日本のチャンスがあります。
たとえば今、エルサルバドルでは350メガワットの電力の入札があります。20年間運営を任せてもらえるというものです。他にも日本の企業が建設した港があるのでそこを発展させたいです。
農業の分野で日本の田園のように、効率よく作物を作る技術も教えてほしいです。エルサルバドルのよい地理条件を活かして、すでにハブ空港になっている今の国際空港をさらに拡張するプロジェクトがあります。
国も海外からの投資を受けやすいように今、法改正もしています。今が絶好のチャンスですので、ぜひ日本の企業に進出してほしいと思っています。
(撮影:今井 康一)
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