ヤマダ電機、ヤマダゲームで攻めるO2O!

SNS、ソーシャルゲームで顧客を囲い込め

前回、ヤマダ電機がAmazonなどネット企業にいかに挑もうとしているか、その姿勢についてレポートした。今回は、ヤマダ電機の「攻めのO2O(オンライン・ツー・オフライン)」について取り上げる。Amazon、楽天といったネット通販企業に対抗するために、ネットとリアル店舗を融合する。

ネットとリアルの「ヤマダ生態系」

現在、家電業界の市場規模は約7兆~8兆円、情報関連を含めると11兆円あると言われている。いくらネット企業が台頭しようと、このうちのリアル店舗のマーケットがゼロになることはありえない。

「ネット通販の売り上げは右肩上がりに上がっていっても、必ず踊り場に来る。Amazonなどは、リアル店舗を持っていない。ヤマダ電機は、彼らにないリアルの強みを最大限に生かす。リアル店舗とネットを融合する。自社のネット通販の売り上げも上げていくが、あくまで店舗が主体」

こう話すのは、ヤマダ電機でCIO(最高情報責任者)を務める飯塚裕恭副社長だ。飯塚氏は2年前まで自らプログラムを書いていた、業界でも名が知れた人物。

飯塚氏にもう少し語ってもらおう。

「時代が大きく変わりつつある中、リアルとネットの世界を結び付けなくてはいけない。ヤマダ電機の持つ全国のリアル店舗と顧客基盤を、ネットの世界と効果的につなげる。『ヤマダ電機マルチ SNS』を利用して、物を買う瞬間以外でもお客様にヤマダ電機とかかわってもらいたい。リアルとネットをつねにお客様に行き来してもらえる施策を取る」

2012年6月、ヤマダ電機は、統合型オンラインプラットフォーム「ヤマダ電機マルチ SNS」のサービスを開始した。

ヤマダ電機がインターネット上で提供している7つのサービス「ヤマダゲーム」「やまだフォトサービス『HAPPYY』」「Yamada-Denki WEB.com」「ヤマダモール」「ピーチクパーク」「やまだテレビ」「ヤマダ買取」を統合。1つの会員IDとパスワードで利用できるようにした。

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