グリー、ゾゾタウンの正念場

有力ネット企業トップが語った「強気」と「弱気」(下)

ソーシャルゲームのコンプガチャ問題や、スマホ向け無料通話・メールアプリ「LINE」の台頭など、めまぐるしく情勢が変わるインターネット業界。その動向を深く知ることができるイベントが「Infinity Ventures Summit(IVS)」だ。本稿では、昨年末に行われたイベント内容を2回に渡りレポートする。(第1回はこちら

今回、注目を集めたもう一つのテーマが、「挑戦する経営」。ネット広告代理大手、セプテーニ・ホールディングスの佐藤光紀社長がモデレーターを務め、GMOインターネットの熊谷正寿社長、グリー田中良和社長、スタートトゥデイ前澤友作社長(=タイトル下写真=)、ヤフー川邊健太郎副社長兼最高執行責任者がモデレーターとして登壇した。

田中氏、前澤氏が反省の弁

「昨年5月のコンプガチャ問題以降、変わったことは何か」。冒頭、セプテーニ・ホールディングスの佐藤社長がグリーの田中社長に対し、問い掛けた。

「2012年の1年間は自分の人生の中でも勉強になった。インターネット業界の中のグリーなのか、日本の中のグリーなのかということを自分なりに感じ、その点ではヤフーや楽天と違うところがあったと痛感した」。田中社長はこう語った。

「具体的に田中社長の行動がどう変わったのか?」という佐藤社長の質問に対しては、「興味関心の範囲を広げるため、ネット業界以外の人にも積極的に会うようにしている」(田中社長)と答えた。

しかし、今年の初めに発覚したグリーの未成年に対する超過課金問題は、問題の発覚から公表まで3カ月間空いており、外部からの指摘を受けようやく公表に踏み切った。イベント時点では、すでに社内で問題が把握されていた(関連記事はこちら)。果たしてグリーは、日本の企業としての意識を持つことができるのか。

次ページ「ゾゾタウン」をめぐる騒動
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • コロナ後を生き抜く
  • 日本と中国「英語教育格差」
  • 検証!ニッポンの労働
  • 岐路に立つ日本の財政
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
スペシャルインタビュー<br>元ラグビー日本代表・畠山健介

今年から米メジャーリーグ・ラグビーのチームに所属、華やかな選手生活とは裏腹に幾多の葛藤を乗り越えてきた畠山選手。「ラグビーファンの拡大には、リーグのプロ化が不可欠だ」。新天地にいる今だから見えてきた日本ラグビー改革論を熱く語ります。