楽天も本腰、アパレルEC“戦国時代”

ゾゾタウン、アマゾンに対抗

時間や場所を選ばずに買い物ができ、在庫や価格の動向もすぐわかる――。利便性の高さを特長に、右肩上がりの拡大を続けるインターネット通販市場(EC=電子商取引)。その中でも2015年に1兆円と、10年比で倍増という高成長が見込まれるのがアパレルの分野だ。

「ゾゾタウン」(ZOZOTOWN)を運営するスタートトゥデイ、アマゾン、楽天。この有望な市場で主導権を得ようと、有力ネット企業によるせめぎ合いが、激しさを増している。

スタイライフを完全子会社化

楽天は2月4日、32.5%を出資するアパレルネット通販中堅のスタイライフを、株式公開買い付け(TOB)により完全子会社化すると発表した。買い付け期間は2月5日から3月21日まで。スタイライフの普通株1株につき、楽天が7万4000円で買い付ける。

楽天は昨年5月、スタイライフに資本参加。楽天のアパレルネット通販サイト「楽天アベニュー」内でブランドの出店やポイントシステムの連携などといった業務提携を進めてきたが、完全子会社化によって本体との連携をより深め、アパレルネット通販に本腰を入れる。

アパレルネット通販市場ではスタートトゥデイ、アマゾンが有力だ。ユニクロのネット通販も強い。2年連続で流通総額1兆円を突破する楽天も、「すでに3割はアパレルの取り扱い。アクセサリー関連を含めれば4割に上る」(ネット通販会社幹部)といわれる。楽天がスタイライフを完全子会社とするのも、アパレル分野の強化なくしてさらなる成長はないという判断がある。

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