LINEと組みたい企業、99%はお断り ユーザー1億人突破!キーパーソンが語る裏側【第1回】
――NHN Japanは12年7月の記者会見で、LINEをみずから「プラットフォーム」にしていくと宣言しました。現状の手ごたえや進捗は。
電話とメールの機能を担っていたLINEが、そのコアバリューを生かした形でプラットフォーム化するという宣言の下、さまざまな取り組みを進めてきました。具体的にはLINEクーポンやLINE占い、LINEゲームなどのサービスです。われわれは今、売り上げ至上主義ではなく、まだまだサービスを伸ばしていく投資フェーズだという認識ですが、ユーザー数の拡大でも、売り上げ面でも非常に良い成果が出ている。
――ゲームでは(12年)12月に公募のコンテスト開催を発表しました。当初描いていたプラットフォーム戦略から、今、軌道修正しているという意味でしょうか?
いえ。基本的にオープン化は年内にするつもりではなかったです。今後、全部ではないですが、プラットフォームをどこまでオープンにするとか、パートナーとかサービスの選択は、NHN側に主導権があります。
7月のカンファレンス以降、世界中から、ゲームだけではなく、いろいろなサービスで、たくさんのお問い合わせやご提案、ご相談をいただいているんですが、9割9分お断りをさせていただいている状況です。なぜかというと、われわれは急いでない。パートナーとか、LINEチャンネル(注:プラットフォーム上のサービス名称)の数が増えていくことは、あまり重要視していません。まずロールモデルが必要でしょうと。
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