LINEと組みたい企業、99%はお断り ユーザー1億人突破!キーパーソンが語る裏側【第1回】

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LINEというコミュニケーションコアバリューを使って、何をここに足すとそのコアバリューがより光るのか。逆に、あるサービスにLINEというコミュニケーションを足すと光るとか。それがどういうものか、というのは、実はわれわれもまだ答えを持っていない状態でした。

ゲームに関しても、他にあるものを作ってもしょうがないだろうと。もともとはリアルグラフを使っていなかったんですが、LINEが持っているコアバリューを生かすカタチのものをやっぱりつくっていくべきじゃないかということで、「LINEPOP」とか、いろいろなゲームでリアルグラフを使った仕組みを入れようと、この半年で全面的に方針を見直しました。

中でも例えば、クーポンみたいなものもタイムライン(注:LINEの中で複数人とコミュニケーションできるSNS)と途中から連携したり。単純にLINEの上に置いておくということではなくて、LINEのコミュニケーションをどうやって絡ませていくかっていうロールモデルを、この半年で作っていきました。

まだまだロールモデルができてない段階で、たくさんの提案、相談をいただくんですが、われわれとしてつないでいただいたときに、プラットフォーマーとして成果をお返ししないといけないと思っているんですね。それが見えなければ、つながないという方針です。

プラットフォーム化は最初から想定していた

――そもそもLINEは、スマホ時代のナンバーワンのサービスを作りたいということで生まれたと聞いています。そのときからプラットフォーム戦略っていうのは多少頭に描いていた?

プラットフォームになる、サービス基盤になるということ自体は、最初から想定していまいした。その意味でもLINEという名前を付けていました。人と人をつなぐということは当然ベースにあるんですが、人とサービス、人とビジネスをNHNの持つサービスでつなぐ、という面でもLINEという言葉が良かった。

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