「おやじネットワーク」を活かし”集団出世”を

多様な人を集め、共創せよ

若手男性社員のふり見て、わがふり直せ

さて、このように指導を受ける態勢を整えたとしても、やはり上司に叱ってもらえないケースもあるかもしれません。上司のタイプもありますし、信頼貯金が不足しているのかもしれません。そんな場合は、「人のふり見てわがふり直せ」です。

よく上司から怒られている若手男性社員をマークしてみてください。彼はお酒の席で、「トイレに行くふりして席をはずしてさっさと会計してこい」などと注意されているはずです。もしこういうことを男性上司が女性部下に指導したら、パワハラとかセクハラとか言われかねませんが、男子には気兼ねなく注意しているはずです。そこで「ふむふむ、私も知らなかったな、危ない危ない」とメモしておけばいいのです。でもその場に自分がいなければ観察もできませんから、たまには「飲みの席にいる」ということも大事です。

そんなふうにして上司との間に「信頼貯金」をコツコツ貯めていけば、あとは積極的におじさんたちのネットワークに食い込んでいくだけ。そしてネットワークに入れたら、小さくてもいいので、早めに「自らができる貢献をする」ことが大事です。会の幹事をやるなど、できることはたくさんあるはずです。

私も今はたくさんの「○○会」といった「おやじネットワーク」に属しています。こうしたコミュニティの仲間と、機会や情報を提供し合ったり、一緒に新しい問題解決方法に挑戦し合ったりしています。たとえば、この連載のテーマである「多様性のある組織の促進」のための会合もそのひとつです。

これからの「おやじネットワーク」のミッションは「既得権益の守備」ではなく「集団出世主義」ではないかと思います。排他的な「村」ではなく、問題解決のために「価値観を共有する多様な属性の人」が仲間として共創する、という形に変貌をとげつつあるのではないでしょうか。

多様な視点を持つ女性のみなさんが「おやじネットワーク」を内輪のメンバーとして、「したたかにしなやかに」活用できるといいなと思う次第です。

(構成:長山清子、撮影:今井康一)

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