「おやじネットワーク」を活かし”集団出世”を 多様な人を集め、共創せよ

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

今や「女性の敵は女性」という時代でもないですし、女子会も花盛りです。ただ、女子会の多くは、「仕事の悩み」「恋愛の悩み」を、悩みがある人たち同士で共有し、共感しあって終わり、というものも多いようです。女性のコミュニケーションスタイルは一般的に、「問題解決型」ではなく、「時系列型」で「共感型」だと言われています。

が、仕事に役立つ「内輪の仲間」を作るという意味では、「情報共有型」の女子会も少しずつですが増えてきているようです。

「この前こんなことがあったんだけど、ひょっとしたらあなたの仕事に役に立つかもしれないから耳に入れておくね」「私、今でずっとこんな失敗をしてきたけど、こうするとうまくできるよ」といった形です。

上司に叱ってもらうための2つの注意点

また「内輪」の人間ではない女性社員は、上司から厳しく叱られることがほとんどないでしょう。上司に叱ってもらえるということは、ありがたいことです。もちろん言い方や内容によっては、カチンとくることもありますが、上司が叱るのは愛情があるからこそ。愛情の逆は無関心です。無関心の対象にされてしまっている女性がいかに多いことか。それは教育という投資をするだけの価値がないと思われているからにほかなりません。

教育するだけの価値があると思ってもらうには、2つの注意点があります。

まずは叱られたからといって、感情的にならないこと。そして指摘された点に関しては必ず直すことです。「10分前に来い」と言われたら、次からは必ずそのとおりにする。そうすれば上司も叱ったかいがあるというものでしょう。

感情的にならないのは基本中の基本なのですが、実を言うとかつての私は会社でしょっちゅう泣いていました。その様子を端から見たら、まるで上司が悪者であるかのような構図になっていたことでしょう。本当に面目ないことです。

余談ですが、今の私は「自分を冷却する技術」をいくつか持つようにしています。なぜ感情的になっているのかを書き出してみる、トラブルが起きたらミーティングをいったん中止して場所や時間を変える、自分をメタ認知するための「自問の呪文」を持つ、など。おかげで少しは感情をコントロールできるようになりました。

次ページ「既得権益の守備」から「集団出世主義」へ
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事