人望を得るリーダーは365日「開かれている」

「力任せ」だった彼女が突如立たされた苦境

営業の世界で、女性はどんなリーダーシップを発揮できるでしょうか?
去る7月23日、営業部女子課・夏の恒例イベントが都内で開催されました。今年で6回目、さまざまな業界から約100人の営業女子と営業女子を応援する先輩がご参加くださいました。
今年のテーマは「リーダーシップ」。私たち営業の世界には、女性リーダーも女性管理職もまだまだ少なく、女性だからこそ発揮できるリーダーシップが今ひとつ分かりません。そこでゲスト講師として、ブライダル業界の大手であるノバレーゼの取締役営業本部副本部長・植野真理子さんをお招きしました。
営業の第一線で活躍し、リーダーとしても多くの部下を率いる大先輩にお話を伺うと、意外な失敗談や独自のリーダー論が次々と飛び出しました。

 

女性管理職や女性リーダーがまだ浸透していない営業の世界で、植野さんは際立つ存在。ひとたびお話しを聞くと、全身にエネルギーをみなぎらせてわが道を突き進んでいるような印象を受けますが、意外にも、かつては「リーダーシップ」について完全に誤解しており、大失敗した経験があると言います。2002年、ドレスショップ「ノバレーゼ名古屋」でマネージャーを務めたときのことです。

「強くなくちゃいけない」に訪れた限界

「私は当時、『リーダーは強くなくちゃいけない』と思い込んでいたんです。だから部下にはひたすら厳しく、どうして業績が上がらないのか、どうしてできないのかと、文句ばかり言っていました。部下が泣き言を言ったり、辞めたいというと、あろうことか『あっそ。じゃあ辞めればいいじゃん、私はひとりでやるから。あなたたちがいなくてもできるから』などと言い放っていたのです。ありえないですよね」

しかしある日、ひとりの女性スタッフから本音を突きつけられて、そんな「恐怖運営」に限界が訪れます。「私たちだって頑張りたいと思っているのに、植野さんからそんなふうに言われたら、みんながやる気をなくします」。そして8人いた部下が、ぽろぽろと辞めはじめたのです。

「そこでようやく気が付いたんです。私は間違っていたと。ずっと怒って、ガミガミ指摘してばかりで、部下のことを気にかけたり、聞く耳を持っていなかったんです」

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