つまり「過去問の回答を多く蓄積しておく」ということですね。これには会場に集まった営業女子の皆さんも「明日から使える」と、納得顔でした。
植野さんが考える「リーダーシップ」とは、ズバリどんなものでしょうか。
「どうやったらスタッフが、楽しく幸せに、モチベーションをもって働けるか? ということを、私はつねに考えています。業績や売り上げは、それらが達成されていれば自然に上がるんです」
ノバレーゼは、社員の60%が女性。植野さんが懸命に「皆が働きやすい、幸せな会社」を追求した結果、結婚して出産しても、100%の女性社員が職場復帰しています。16時に帰宅、土日は出られないという勤務体系でも、周りがフォローする体制ができています。
さらに「戻ってこいよ制度」という仕組みがあるそうです。一度辞めた後に「やっぱりノバレーゼがよかった。もう一度働きたい」と感じた人が、スムーズに復職して働ける制度です。
自分の役割を把握してこなすことこそリーダーシップ
今回のイベントで、私たちは「リーダーシップ」の意味をとことん考えました。その中で、役職や肩書として「リーダー」の立場にはなくても、必要な場面で自分なりの「リーダーシップ」を発揮することは、誰にでもできるのではないか?という気づきを得ました。
結局、「職場で自分の強みを発揮すること」こそが最大のリーダーシップなのではないでしょうか。積極的に周囲に働きかけ、影響を及ぼし、チームをいい状態へ導いていけるよう、自分の役割を把握してこなす行動力です。
「女性活躍ブーム」ではありますが、単純に役職や肩書としてのリーダーを目指すのではなく「リーダーのマインド」を理解して、女性リーダーとしての資質を、それぞれが高めていくことも重要なのだと感じました。
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