学費は月20万!香港エリートの”お受験戦争”

アジア系留学生が急増する中、日本人は激減

グローバル化の進展により、国の枠を超えて活躍する「グローバルエリート」が生まれてい る。しかし、そのリアルな姿はなかなか伝わってこない。グローバルエリートたちは何を考え、何に悩み、どんな日々を送っているのか? 日本生まれの韓国人であり、国際金融マンとして、シンガポール、香港、欧州を舞台に活動する著者が、経済、ビジネス、キャリア、そして、身近な生活ネタを 縦横無尽につづる。
エリートの子弟たちであふれる香港のインターナショナルスクール。入学するのは容易ではない(写真:Bloomberg via Getty Images)
 

私の友人(アメリカで教育を受けた中国人で、日本の米系投資銀行から香港の米系投資銀行に転職)は子供が2人いるのだが、その学費が高い。1人月 20万円の学費に加え、学校から要求される寄付金が半端ではない。香港ではエクスパット(本社から海外支社に派遣される社員)の数が非常に多く、子弟への高等教育熱は非常に高いが、良質なインターナショナルスクールの供給がまったく追いついていないのだ。

そのため、10人に1人入れるかどうかという狭い枠をめぐって、世界中の外国人エグゼクティブの子弟が押し寄せている。

さらに最近では裕福になった大陸からの中国人子弟も、大混雑する受験シーンに拍車を掛けている。HKIS(香港インターナショナルスクール)等少数のエリート学校に入れれば、高校までエスカレーターで進学できて、世界有数の高い教育水準を国際色豊かな環境で享受できるうえ、マンダリンと英語もぺらぺらになれる。そんな香港の教育環境に惹かれ、家族ごと香港に居住する友人も多い。

さて、この子供の入試(といっても幼稚園を目指して子供が受けるのは、バナナの絵を見せられ瞬時にバナナと答えるといったテストなのだが)で骨が折れるのは、親の面接が非常に重要なことである。どのような子供に育てたいか、どのように学校に貢献できるか、要するにどれだけ学校に寄付してくれそうか、に学校側の面接官の注目が集まる。

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