「グレーゾーンの子」は接し方でこうも変わる 「発達障害かも?」と悩む親たちに伝えたい
この記事では、私と同じようなことでお困りの毎日頑張っているお母さんと、うちの子と同じように怒られたり、失敗したりすることが多くて、自信をなくしがちのお子さんが、少しでも楽になれるように、今までの私なりのうちの子ノウハウと育児アイデアをお伝えしていきたいと思います。
言っても言ってもわからない
→「視覚支援」「見える化」でわかる!
幼い頃、長男への「しつけ」や「ルール」の理解は、口をすっぱくして言っても、右の耳から左の耳へ抜けていくので、なかなかうまくいきませんでした。
でも、そんな長男は、道路の交通標識や、マーク、サイン・シンボル、数字、記号などが大好きでした。そして、私が大声で「危ない!」と叫んでも止まらないのですが、道路の赤い三角の標識の下では、ピタリと一時停止できたのです。
子どもには、大まかに、長男のように目からの情報が入りやすい子(視覚優位タイプ)と、次男のように耳からの情報が入りやすい子(聴覚優位タイプ)がいます。
「話を聞かない」と思われがちな視覚優位タイプの子は、「見えるように」するだけで、注意を向けることができるし、指示なども受け入れやすくなります。100回言っても聞かないことも、1回絵を描くだけで伝わることもあります。
「うまく伝わらないな」と思ったら、簡単な絵を描いて子どもに見せてみています。マルに棒の人間で充分です!(かえって複雑な情報がないほうがわかりやすいです)。
そこに「すわる」という短い言葉や、「いただきます」というセリフを吹き出しに書いたものを見せれば、「もう!ご飯のときは座って食べなさいって言ってるでしょ! いただきますは!?」を毎回言わなくてもわかってくれるかもしれません。
また、絵だけでなく、図や表、写真、メモなど、長男には視覚的な情報にすると、とても伝わりやすいのです。さらに次男も、聴覚情報の受け取りが良過ぎて、大事なことがどれかを選べずに困っている場合があるので、重要なポイントにマークをつけたり、手順などを書いて整理したりしてあげると安心するようです。
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