「グレーゾーンの子」は接し方でこうも変わる 「発達障害かも?」と悩む親たちに伝えたい

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工夫次第で、いくらでも伝え方はあります。そして、「言っても言ってもわからない子」は、「見えるように、丁寧に教えればわかる子」なんです。まずは私が、それを心から信じてあげることが大事だと思っています。

一日中、小言を言っている気がする

→「紙に書く」で聞く耳が持てる!

「よく言う小言は紙に書く」ことで、毎日何度も同じことを繰り返し注意しなくてすみます。

長男曰く、「言葉は消えていっちゃうから、書いてほしい」そうです(次男や私の場合は「言葉はずっと残る」のですが……)。だから、トイレには「流した?」の標識が、私のシャンプーボトルには「いたずら禁止!」の書込みがしてあります。目を引くマークやアイコンをつければ、さらに気がつきやすくなります。いつも言っている小言を張り紙で代用すれば、かなりのエネルギーと時間の節約になります。

また「お説教は手紙にする」で、もう少し長めのお話も上の空で消えていかずに、心に留めてくれるようになりました。

ただし、それまではすぐに消えていくから平気だった言葉に傷つく、ということも起こります。漢字書き取りやテストの訂正などに抵抗感が強い長男は、「ダメ出しの見える化」にとてもダメージを受けやすいんです。なので、文章を書いて子どもに何かを伝える場合、配慮とコツが必要です。

【子どもに伝わる文章術のコツ】
・「◯◯すれば、□□できる」という形の、肯定的な表現で具体的に書く
・合理的で納得のいく説明や、メリット・デメリットを明確にする
・穏やかで優しく、身近なわかりやすい言葉を使う
・イラストや図、ユーモアのある表現を入れる
・抽象的な表現ではなく、具体的な「行動」や「台詞」で例を示す
・相手の目線から見て、共感的な立場に立つ
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