モンスト開発陣が味わった薄給と超高額報酬 岡本吉起とDMM亀山敬司が語る組織と仲間
亀山:ピンチを予感して、先先に手を打ってしまう。全力でやってしまうと、生きるか死ぬかまでアクセルあげちゃうときついじゃない。欲がないと仕事はできないけど、ありすぎると目の前のことしか見えなくなっちゃう。そういう意味では、ほどほどのバランスは保とうとしている。
そういえば、露天商でアクセサリー作って売っていた時も、売れるキャラクターを考えて作るんじゃなくて、作ってみて売れたものに注力していったよね。
未来は明るくて楽しい方が良い
岡本:僕は、下調べをしないと踏み込まないところがある。大きいところを見込んで進む。
亀山:一応調べてるんだよ。ただちょっとずつ投げないと調査できないし、軽く打ってて、感触良ければどっと進む。DMM.Africaも、俺が定期的にやってる「心の旅」の途上で思いついたことだし、今度、水族館もやってみようと思ってるけど、全部成り行き。
成り行きだけど、合理的に計算して仕事はしているつもり。でもやっぱりプライベートでは、非合理性を大切にしたいよね。夕日に向かって走るみたいな。無駄に感動するじゃない(笑) まあ、こういうことを繰り返して死んでいくんだろうね。
岡本:僕はデジタルで自分がやっていない分野で天下取ったら、あとはどこかの国で細々とボードゲームを作りながら生きたいですね。その時は酒も飲めてることでしょうし。まあ、でもまだまだ先ですね。みんなの笑顔と幸せに貢献できるところでトップは取れていないから。
亀山:俺は子どもたちに残さないための消費に入るかな。けど、いい人って言われたいから、亀山塾で、良いことも悪いことも教えたい(笑) それは東京じゃなくてもいいけど、若いやつといるとやっぱ楽しいよね。まあ、でもまだまだやることはたくさんあるな。
岡本:僕はDMMこそが、これからのVRを切り開くと思っています。そこに僕も攻めて行きたい。
亀山:あ、やっぱり最後はエロで締めくくっちゃう?(笑)
岡本:岡本の真面目に、境界はありません。DMMは無敵すぎて、ガラパゴス化してるから、新しい血が必要なんです。
亀山:じゃあ、みんなの笑顔と幸せのために(笑)、一緒に頑張りましょうか。
(写真:今枝侑哉 構成・文:沖中幸太郎 取材場所:銀座奥田)
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