「よつ葉バターを応援します」「外資に渡すな!」よつ葉乳業が《異物混入》で約628万個の自主回収…それでも“賞賛の声”しか集まらないワケ

大手外食チェーンのすき家、フードデリバリーサービスの出前館など、異物混入が相次いで報告され、消費者の不安が高まっている。
4月15日、新たな異物混入が発覚した。よつ葉乳業株式会社が同社のバター商品に「金属線が混入しているおそれがある」として、約628万個の商品を自主回収することを発表したのだ。
大規模な自主回収の発表だったが、同社の発表に人々の反応は、直近の他社のケースとは大きく異なっていた。
異物混入事件の大半はSNS上で多くの批判を浴びるのだが、今回に関しては「よつ葉バターが好きだからこれからも買う」「回収対象商品だけどこのまま使い続ける」など、よつ葉バターを支持、賞賛する声が相次いだのだ。
中には「よつ葉を外資に渡すな」といった投稿がなされ、多数シェアされるという状況まで生じている。
なぜ、よつ葉バター、よつ葉乳業はSNSでここまで持ち上げられたのだろう?
「よつ葉乳業」を叩く人が少ない理由
よつ葉バターに混入したのは金属片だが、製造ラインにあるベルトの部品が破損し、金属線が切れて製品に混入した可能性があるという。
混入したのが生物ではないこと、健康被害が確認されていないこと、混入の原因が特定されていること等から、消費者の不安がさほど大きくなかったと言えるだろう。
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