モンスト開発陣が味わった薄給と超高額報酬 岡本吉起とDMM亀山敬司が語る組織と仲間

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
欲がないと仕事はできないけど、ありすぎると目の前のことしか見えなくなっちゃう
株式会社DMM.com“取り仕切り役会長”の亀山敬司氏と、近作「モンスターストライク」を始め、数々のヒット作を世に送り出してきたゲームプロデューサーの岡本吉起氏による特別対談の後半。エンターテイメントコンテンツのポータルサイト「アルファポリス」とのコラボにより、東洋経済オンラインでもお届けする。
和やかなムードで進む中、働き方について「亀山さんとは違う」と切り込んだ岡本氏。二人の考える楽しい未来の作り方、エロとVRの話も飛び出した。

雇用とチーム それぞれの組織の愛し方  

アルファポリスビジネス(運営:アルファポリス)の提供記事です

岡本吉起氏(以下、岡本):僕は会社を育てたいという気持ちはないんです。もちろん一緒にやって来た仲間には感謝しているから、それこそ全クリ出来るぐらいのおカネは渡してあるんですけど、自分はもうもっと先の社会貢献をしたい。自分たちのやることで、社会が明るく楽しくなる。

亀山敬司氏(以下、亀山):確かにおカネ儲けは好きだし楽しくやっているけど、結果社会貢献になれば良いよねとは思っていて……でもそこをいちばんに目指しているわけじゃないから、岡本さんに「違う」って言われるんだろうなー(笑)

自分はもうもっと先の社会貢献をしたい

岡本:遠い国の出来事、例えば発展途上国に学校建てたり、生活の面倒見たりに興味はない?

亀山:若い頃寄付とかしても、いまいち実感涌かなかったし。イマイチ喜ばれたのかどうかわからない。突き詰めたらさ、結局は身近なやつにモテたいのよ俺。みんな自分が経済的に豊かになると、次は身の回りの人に幸せになってもらいたいじゃない。そのうち周りも家族が出来て、そうやってどんどん幸せが広がれば良い。で、亀山さんいい人ねって(笑) 自己満足なんだよな。良いか悪いかはわかんないけど、愛し方はいろいろだよね。さらっとしていたい部分もある。

次ページ泥臭いとこは好き
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事