歌舞伎役者に医者に日本代表。暁星学園って? 暁星学園・勝部純明校長に聞く

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――フランス語と英語をという2つの言語を学ぶことなど、国際感覚の強い「リーダー」を育成しようという姿勢を感じます。

式典にはフランス大使が出席する

おそらくこれからの世界で必要とされる「リーダー」は2つの言語くらいできないとダメ。暁星ではそうした世界で活躍できるリーダーを育てたいと思っています。暁星での2言語教育はそのための最低限の力を培う場所です。

それに英語と日本語を学ぶよりも、フランス語と、英語、日本語の3言語を並行して学んだほうが習得は早いということもあります。英語をいちいち日本語に変換して学んでいくよりも同じ言語体系であるフランス語も一緒に学んだほうが、効率がいいという生徒もいるようです。

暁星生は肉食系?草食系?

――では、これからのリーダーに必要な資質とはなんでしょうか。

「一点突破」でリーダーシップを発揮するようなタイプももちろん必要ですが、これからのリーダーには複数のことを並行して進められるキャパシティが必要だと思います。

暁星生はフランス語と英語が必修

それに、何より欠かせないことは「ケンカができること」。国内でチームをまとめるようなリーダーはただ単に総意をくみ取って「まとめる」ことさえできればよかったが、これからはそうはいかないでしょう。

海外の進学校との交流も増えてきていますが、海外のエリート校の生徒を見ていると語学が堪能なのはもちろん、積極性がはるかに強い。特に韓国・中国のエリート学生は、衝突を恐れず自己主張をはっきりする。こういう生徒と渡り合うには、時に真正面からケンカをしなければならない場面もあります。ですが、日本人にはこれが足りない。

――じゃあ暁星生は肉食系なんですか?

見た目は草食系の生徒が多いと思います。中身もまだちょっと草食系かもしれません。私としては骨太な男に育ってほしいと思っているんです。

だから暁星では意図的に「競争」させる機会を多く設けています。テストの結果も成績順に貼り出していますしね。日本では、「競争」と聞くと負の側面ばかりが強調されますが、敗者に鞭打つような競争ではありません。努力して栄冠を勝ちえた勝者をたたえるような競い合いをイメージしています。そうして国際舞台で戦えるような骨太な男を育てていきたいと思っています。

(撮影:尾形 文繁)

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